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いつもふたりで―Happy Old Two

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582824384
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0036

内容説明

沢野実さん90歳。イーデス・シファートさん85歳。波乱に満ちたふたつの人生の、ドラマティックな出会いから20年。言葉が通じなくても、幸せで充ち足りた、京都の愛の物語。

目次

第1章 新郎70歳、新婦65歳の国際結婚(京都・哲学の道で―運命の出会い;蓮池のほとりで―思い出のファースト・デート ほか)
第2章 かけがえのない日々の暮らし(ヴェリイ・ラヴリイ・デイ―桜のさかりの、うららかな春の一日;パミーナ、もうひとりの愛しい家族―猫のいる暮らし ほか)
第3章 ゆったりと流れる大河のように―ミノルさんの半生(「生かされた」いのち―戦争体験;教職こそ天職―熱血教師として奮闘する ほか)
第4章 波乱万丈のボヘミアン・ライフ―イーデスさんの半生(知性と品性を身につける―はなやかな社交の日々;自然とともに、詩とともに―アメリカを放浪する ほか)
第5章 きょうもふたりで―しあわせはいつもここに(ニホンジン夫とガイジン妻―あらぬ疑いをかけられて;ミノルはミノル、イーデスはイーデス―個人主義、個室主義 ほか)

著者等紹介

沢野実[サワノミノル]
1911年(明治44)和歌山県南休賀町に生まれる。1924年(大正13)大阪市立の実業学校に通う(~25)。1925年(大正14)天理旧制中学に通う(~31)。1931年(昭和6)天理外国語学校中退(~32)。1932年(昭和7)奈良の天理教校で事務の仕事に就く(~36)。1933年(昭和8)昼間働きながら、関西大学の専門部(夜間)で経済学を学ぶ(~36)。1937年(昭和12)大阪のそごうデパートに勤務する(~38)。1938年(昭和13)結婚。京都の河原町丸太町で醤油屋を営む(~39)。1939年(昭和14)三菱の京都工場に勤務(~44)。1948年(昭和23)中学校の技術の教師となる。以来、65歳まで教職を続ける。弁論部や柔道部などの顧問を歴任。1977年(昭和52)妻と死別。1981年(昭和56)イーデス・シファートと結婚

シファート,イーデス[シファート,イーデス][Shiffert,Edith]
1916年(大正5)カナダのトロントに生まれる。1936年(昭和11)ライターズ・クラブに所属し、ロサンゼルス・タイムズなどで作品を発表したり、ラジオで詩を朗読したりと活躍する。1947年(昭和22)アメリカ政府の気象観測本部で秘書として働く。1954年(昭和29)ロサンゼルスに移り、国際空港で働く。1956年(昭和31)ワシントン大学に入学し、クリエイティブ・ライティング、東アジア研究、人類学などを学ぶ(~63)。ラジオやテレビの詩の番組に出演したり、詩の朗読会などをオーガナイズする。1963年(昭和38)同志社高校の英語教師として来日、京都に住み始める。1969年(昭和44)京都精華大学短期大学部英語英文科教授となる。1981年(昭和56)沢野実と結婚。1983年(昭和58)大学を退職

村松美賀子[ムラマツミカコ]
1965年生まれ。津田塾大学卒業後、パルコ出版を経て’97年よりフリーランスの文筆業、編集業。数々の書籍や雑誌で、独自の視点から暮らしや文化に関する原稿を執筆するほか、『ウクレレ・ラブ』(TOKYO FM出版)、『テディ!』(パルコ出版)などの単行本を編集。’98年に渡英、2年間ロンドンに滞在した後、2000年に帰国。現在は京都在住
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